【少子化】未婚・晩婚化の原因、未婚男性の5割が「経済的に余裕がない」

家族と地域における子育てに関する意識調査

国民の意識を調査し、少子化の原因を分析する内閣府の「家族と地域における子育てに関する意識調査」の結果が公表された。それによると、「若い世代で未婚・晩婚が増えている理由」について、未婚男性は「経済的に余裕がないから」との回答が5割以上で最も多かった。未婚女性では、「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」、「希望の条件を満たす相手にめぐり会わないから」と続き、未婚や晩婚の背景に経済的理由があることが浮き彫りになっている。

■未婚男性は「経済的な余裕」、未婚女性は「希望の条件」で結婚を決心

調査は2013年10月4日から11月4日にかけ、全国の20歳〜79歳の男女3000人(有効回収数は1639人)を対象に実施された。

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結婚意向のある未婚者(164人)に「結婚を決心する状況」を聞いたところ、「経済的に余裕ができること」が46.3%で最多だった。続いて、「希望の条件を満たす相手にめぐり会うこと」(37.8%)、「結婚の必要性を感じること」(32.9%)、「異性と知り合う(出会う)機会があること」(30.5%)、「仕事(または学業)が落ち着くこと」(28.0%)、「精神的に余裕ができること」(25.6%)となっている。
性別にみると、男性では「経済的に余裕ができること」(47.7%)が最も多く、次いで「異性と知り合う(出会う)機会があること」(34.9%)、「仕事が落ち着くこと」(33.7%)だった。
一方、女性は「経済的に余裕ができること」(44.9%)と並び、「希望の条件を満たす相手にめぐり会うこと」(44.9%)が多かった。次いで「結婚の必要性を感じること」(34.6%)となっている。 調査報告では、「男性の2位は『異性と知り合う(出会う)機会があること』であり、女性では同率1位が『希望の条件を満たす相手にめぐり会うこと』である。 男性では『出会いそのもの』が、女性では『希望の条件を満たす相手との出会い』が必要となっており、男女で結婚を決心する状況に差がみられる」としている。
※下記、出典1より引用

※出典1:【少子化】未婚・晩婚化の原因、未婚男性の5割が「経済的に余裕がない」 内閣府調査で浮き彫り

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